会社訪問記
掲載日:2015/08/08
㈱オーケーエム・㈱ 麗光(日野工場)会社訪問記
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㈱オーケーエム
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㈱麗光 日野工場
 今年度(2015年度)は、S32年機械科卒の奥村 政信様(「工学部学友会」顧問)が代表取締役社長をされておられた㈱オーケーエム(本社・工場)様及び、S44化学科卒の奥 満男様(「工学部学友会」理事)が同じく代表取締役社長をされておられた㈱ 麗光(日野工場)の2社を訪問・見学させていただきました。 尚、㈱オーケーエム(本社・工場)様は、2回目(1回目は2007年3月)の訪問となりました。
 昨年に引き続き滋賀県立大学工学部機械システム工学科3回生の学生諸君のカリキュラムとしての工場見学の扱いでもあり見学者が61名の大勢となりました。 そのため、今回は2つのグループ(安田先生のグループ:学生+国領・林副会長、長谷・若林理事と大浦先生のグループ:学生+立入会長、植田本部役員、藤田・内片・山添理事)に分かれ、交互に訪問し見学をさせていただきました。 
 両社ともに事前の計画・準備が周到になされスムーズに有意義な見学が出来ました。 ㈱オーケーエム・㈱麗光(日野工場)様のスタッフの皆様には大変お世話になり感謝申し上げます。

◆日 時:2015年7月2日(木)13:00~17:20
◆場 所:株式会社 オーケーエム 本社・工場
      〒529-1608 滋賀県日野町大谷446-1
     株式会社 麗光 日野工場
      〒529-1663 滋賀県日野町大字北脇 日野第二工業団地4-3
◆参 加:・滋賀県立大学 工学部 機械システム工学科 3回生学生 50名
     ・滋賀県立大学 工学部 教員: 安田教授、大浦准教授
     ・湖風会 就職支援担当役員(敬称略):植田儀一郎
     ・「工学部学友会」(敬称略):立入、国領、林、内片、藤田、山添、長谷、若林  以上 61名

㈱ オーケーエム 会社訪問の概要

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奥村最高顧問

● 商  号:株式会社 オーケーエム    http:/www.okm-net.co.jp/
● 創  立:1902年1月(明治35年1月10日)
● 設  立:1962年6月(昭和37年6月1日)
● 資 本 金 :45,400万円
● 所 在 地 本社・工場:〒529-1608 滋賀県蒲生郡日野町大谷446-1
      ・海外工場:OKMバルブマレーシア、中国蘇州奥村閥門
      ・国内支店:東京支店、大阪支店
      ・営 業 所 :名古屋営業所、広島営業所、福岡営業所
● 従 業 員 :180名
● 年  商:60億円
● 業務内容:

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一般汎用バルブ(ゴムシートバタフライバルブ、テフロンバタフライバルブ、ハイパフォーマンスバタフライバルブ、ナイフゲートバルブ、ネオピンチバルブ等)から先進の電子制御バルブの開発製造販売



 ●見学及び内容について  
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奥村社長
  1. はじめに奥村 政信様(㈱オーケーエム 取締役最高顧問、「工学部学友会」顧問)の挨拶と短大工業部S32年卒奥村 政信様、S52年卒野口 直義様、県大H27卒藤野 智成様、本田 裕樹様の紹介の後、自己紹介がありました。
  2. 社長奥村恵一様から会社概要の説明があり、主な内容は以下のとおりです。
    ①創業当時の製品、主力製品、海外拠点などを含めた会社概要の説明
    ②㈱オーケーエムの特色と強みについて
    1. コアコンピタンス(会社の中核的能力)、即顧客の個別ニーズに応じた製品を、スピーディーにカスタマイズして供給する能力がある。
    2. 生産面でマレーシア、中国の蘇州工場製品を適正価格で輸入し、準特殊品でも他社より短納期で対応が可能である。
    3. バタフライバルブ・ナイフゲートバルブ・ピンチバルブ・その他各種バルブメーカーである。
    ③㈱オーケーエムの方針について
    1. バルブならばOKMに相談しようと思われるファーストコールカンパニーを目指す。
    2. 中堅企業としての基盤を構築する。 最後に㈱オーケーエムは「お客様に喜ばれる商品創り」を目指し、近江商人の3方よしである「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」に徹して取り組む。
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    バルブの加工ライン
  3. 工場見学について
    2つのグールプに分かれて、バルブ素材の納入・保管するパーツセンター(自動倉庫)、NC加工、組み立て、検査工程を見学してバルブの製造工程を見学しました。
  4. 感想について
    明治35年(1902年) 創業以来100年、作業工具(木材の前挽きノコギリ)の製造から出発され、昭和27年(1952年8月)より「バルブ」専門メーカーとして60数年間、常にバルブ業界の先端をいく製品開発に取り組み、設計から製造までの一貫生産のもと高機能、高品質、高信頼性のあるバルブを提供されてこられました。 また、『お客様に喜ばれる商品創り』を基本に、独創的な発想であらゆる可能性に挑戦することを企業理念とされ、全社一丸となって豊かな社会の創造に貢献できる企業に努められていることを改めて感じました。

  • 大浦先生のグループの皆さん
    大浦先生のグループの皆さん
  • 安田先生のグループの皆さん
    安田先生のグループの皆さん
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    奥村最高顧問の挨拶
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    奥村社長による会社概要の説明
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    工場見学に向かう皆さん
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    工場見学に向かう皆さん
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    質疑応答
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    立入会長の挨拶と学生へのメッセージ
   

㈱ 麗光(日野工場)会社訪問の概要

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奥相談役

● 商  号:株式会社 麗光    http://www.reiko.co.jp/
● 創  立:1950年8月(昭和25年8月、金銀糸製造加工販売業で創業)
● 資 本 金 :3億円
● 所 在 地 本社:〒615-0801 京都市右京区西京極豆田町19番地
      東京支店:〒110-0016 東京都台東区東4丁目8-7 友泉御徒町ビル6F
      栗東工場:〒520-3045 滋賀県栗東市高野540番地
      日野工場:〒529-1663 滋賀県日野町大字北脇 日野第二工業団地4-3
● 従 業 員 :210名(グループ全体250名)
● 年  商:約 90億円(2014年3月期)
● 業務内容:真空蒸着・コーティングなどによる加工品(高機能フィルム、転写用フィル
      ム、食品関連の包装フィルム、金銀糸など)の各種製造販売
●見学及び内容について

  1. はじめに奥 満男様(㈱麗光 相談役、「工学部学友会」理事)の挨拶と代表取締役社長岩井順一様、工場長小谷 浩三様、業務課課長福本様、短大工業部S62年卒の製造1課課長和田様、H25年県大院卒吉田様の紹介がありました。
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岩井社長
  1. 社長岩井順一様から挨拶があり、その中で学生諸君に伝えたい4つのメッセージがありました。
     ①常に勉強してほしいこと。(勉強する習慣を付けてほしい。)
     ②英語能力をアップしてほしいこと。
     ③自分の能力を最大限に生かした行動で、悔いのない人生にしてほしいこと。
      (人生の最後に「いい人生だった」と言えるように!)
     ④「モノづくりは面白いですよ!」モノづくりに興味をもってほしいこと。
  2. 奥 満男様から会社概要の説明があり、主な内容は以下の通りです。
    ①創業当時の製品、現主力製品などを含めた会社概要の説明
    ②製品の概要について
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    製品(高機能フイルム、加飾・包装材料、繊維)の概要
     電化製品の装飾や液晶モニタ、食品の包装材料、建材、金銀糸や化粧品など、あらゆる分野で用いられる真空蒸着・コーティングなどによる「薄膜加工」の高機能フィルム、加飾材料、包装材料、繊維材料などが製品である。 
    ③麗光の基幹技術(特徴)について
     フィルムへの各種材料の薄膜加工技術には、主に2つの技術がある。それはドライな状態で成膜する真空蒸着技術と、液状の材料を成膜するコーティング技術である。
     この両方の技術に対応でき、加えてラミネート、エッチング、ヘアラインなどの加工技術を融合させることで、多様な機能・特性を製品に結実している。
    ④日野工場の概要について
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    高機能フイルム製造ライン
    1. 1992年9月(平成4年9月)に日野工場(第1期)が完成。この日野工場は世界一ファインな高機能フィルムの製造を目指したコーティング専門工場、敷地面積24,000㎡(7,300坪)内に高度な生産システムを凝縮している。特にサブミクロン単位の異物も逃がさない空調システムは、超精密電子部品の製造レベルに匹敵し、清浄度クラス100のハイクリーン環境を実現し、厚みや乾燥の精度を極める最先端のコーティングフイルム生産をサポート。ナノレベルから数ミクロンの膜厚まで、高品質で多彩なオーダーに応えられる工場である。
    2. 主な高機能フィルムの生産は、ルイルミラー(高反射フィルム)、エルスウエイ(透明通電性フィルム)、ダイアハード、ビジュアライト(高硬度、低反射フイルム)である。
  3. 日野工場の見学について
     吉田様からクリンルームウエア(防塵服)の着方の説明後、3グループに分かれてクリンルームウエアを着用し、清浄度クラス100のハイクリーン環境の体験、WETコーター・ラミネーター生産ライン、スパッタリング工程、真空蒸着工程など高機能フィルムを生産されている工程を見学しました。
    ※清浄度クラス100とは、1フィート立方中(28.8ℓ)に0.5ミクロン以上の微粒子が100個以下であること。
  4. 感想について
    ・清浄度クラス100のハイクリーン環境の中で、高機能のフィルムのコーティング装置が毎分最速500m、最高広幅2.4mのコーター設備を導入されるなどコストパフォーマンスの向上を図られていることに感心しました。 また、このコストパフォーマンス向上には高額な設備投資に伴う稼働率の向上、いかに歩留まりを高めるかも重要であることを感じました。
    ・基幹技術であるファインな成膜技術力で「夢と感動の創造」に向けて取り組まれ、社会に貢献されていることを改めて感じました。

<編集後記>

 今回は2社を訪問させていただき、短時間の見学でしたが学生諸君にとっては、これからの就職を考える上でも、またこれから人生を歩むにあたっても大いに勉強になったと確信いたしました。特に、奥村社長、岩井社長様、立入会長からのメッセージを噛み締め、これからの人生を頑張って歩み、大いに社会貢献を果たしてほしいと念願した次第です。
 最後になりましたが今回、大変お忙しい中、事前の計画・準備をしていただき、スムーズに有意義な見学が出来ました。 改めて(株)麗光(日野工場)・㈱オーケーエム様の皆様には厚く御礼申し上げますとともに、今後ますます御社のご発展を心からお祈り申し上げます。 本当にありがとうございました。(山添記)

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